M&Aが活発!研究開発が肝の製薬業界!(2018)
比較:製薬会社
武田薬品工業、第一三共、アステラス製薬の3社の比較です。どの会社も新薬開発に精力的です。
薬価制度の改革やM&Aなど、大きな動きが目立つ製薬業界ですが、各社の業績はどうなっているのでしょうか。
抑えておきたいポイント
- 研究開発費が指標!
新薬の開発には多額の費用が必要なため、製薬業界は研究開発費が他業界に比べて多く計上される傾向があります。研究開発費については3社とも2013年度からIFRSの適用をしているため、一部会計処理が変更となりました。財務情報の比較を行う際には注意が必要です。
- M&Aが活発な業界!
製薬業界ではM&Aが活発に行われています。、武田薬品工業は2017年2月にアメリカの製薬会社「アリアド社」を買収、アステラス製薬は2017年5月にベルギーの創薬ベンチャー「オゲダ」を買収しました。
- 新薬開発!
製薬会社の動向を知るには、新薬が欠かせません。各社ともホームページやニュースリリースなどで開発状況を発信しています。なお、医薬品の特許は出願から20年間です。しかし、それには開発や審査の時期も含むので、実際に薬を独占販売できるのは5~10年ほどになるそうです。
- OTC医薬品!
OTC医薬品とは「一般用医薬品」や「要指導医薬品」などの薬局・ドラッグストアで販売される薬です。医薬品全体の生産額の約10%をOTC医薬品が占めています。武田薬品工業は「ベンザブロックシリーズ」など、第一三共は「ロキソニン」などを展開しています。
2017年03月決算時
売上高
売上高においては武田薬品工業がトップに居座り続けています。数年前まではアステラス製薬と第一三共が僅差でしたが、ここ4年間は差がついています。
経常利益率
経常利益率は入れ替わりが激しいです。近年は、アステラス製薬がトップです。
研究開発費
研究開発費は、武田薬品工業がダントツトップです。3社とも、2013年度からIFRSの適用をしており、研究開発費の計上に影響が出ています。
参考サイト
当ページを投稿するにあたり、参考にしたサイトは、下記になります。 『企業情報』は企業HP、Yahoo!ファイナンスより抜粋。- 武田薬品工業(株)【4502】:株式/株価 - Yahoo!ファイナンス
- IRトピックス | 株主・投資家の皆様 | 武田薬品工業株式会社
- アステラス製薬(株)【4503】:株式/株価 - Yahoo!ファイナンス
- アステラス製薬|株主・投資家の皆さま
- 第一三共(株)【4568】:株式/株価 - Yahoo!ファイナンス
- IRライブラリ - 株主・投資家の皆さま - 第一三共株式会社
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