逆風が吹くテレビ業界!民放4社の比較です!視聴率に反して売上高トップは以外にも…!?(2018)

比較:民放4大テレビ局

日本テレビ、TBS、テレビ朝日、フジテレビの比較です。4社ともテレビ事業のみならず、不動産事業など多事業を展開しています。インターネットの発達など娯楽の多様化により逆風が吹いているテレビ業界ですが、4社の現状はどうなっているのでしょうか。

抑えておきたいポイント

テレビ離れが進む!

HUTとはテレビ総世帯視聴率、つまりどれくらいの世帯がテレビを見ているのかという指標です。このHUTは年々減少しており、1998年下期には45.7%だったのが2016年下期には41.0%になりました。テレビ業界自体の衰退が伺えます。各社は人々をまたテレビに惹きつけるような手を打てるのでしょうか?

4K/8K放送開始!

現在4K放送、8K放送という画素数が高い放送の準備が進められています。「放送サービス高度化推進協会」が設置され、官民協力して取り組んでいます。2018年12月1日から実用放送が開始されます。設備を整えて東京オリンピックを高画質で観戦したいですね。

2018年03月決算時

2017年度視聴率

全ての時間帯において日本テレビが1位となっています。以下、テレビ朝日、TBS、フジテレビと続きます。

売上高

売上高はフジテレビがダントツ1位です。これはテレビ事業での収入が多いこともありますが、不動産収入や通販事業がしっかり稼いでいることが最大の要因です。日本テレビとTBSは同程度の売上高ですが、近年では日本テレビが上回っているようですね。

経常利益率

経常利益率は日本テレビがダントツトップです。逆に、売上高でトップだったフジテレビは最下位となっています。この4社の経常利益率の順位が視聴率の順位と似ているのは面白いですね。

売上構成比:日本テレビ

金額は、メディア・コンテンツ事業が3798億円、生活・健康関連事業が379億円、不動産賃貸事業が27億円、その他が33億円です。何と言ってもテレビを含むメディア・コンテンツ事業の割合が大きいですね。

売上構成比:テレビ朝日

金額は、テレビ放送事業が2502億円、音楽出版事業が108億円、その他が415億円です。その他事業はインターネット事業やショッピング事業などが中心となっています。

売上構成比:TBS

金額は、放送事業が2176億円、映像・文化事業が1285億円、不動産事業が159億円です。割合が大きい映像・文化事業では映画、音楽、イベントなどを取り扱っています。

売上構成比:フジテレビ

金額は、放送事業が2815億円、制作事業が222億円、映像音楽事業が487億円、生活情報事業が1278億円、広告事業が414億円、都市開発事業が1084億円、その他が166億円です。生活情報事業では、「ディノス」「セシール」などの通信販売や,フリーペーパーによる情報提供を行っています。

参考サイト

当ページを投稿するにあたり、参考にしたサイトは、下記になります。 『企業情報』は企業HP、Yahoo!ファイナンスより抜粋。
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