三菱自動車の発行済み株式の34%を取得し筆頭株主となった日産自動車 (2017)

概要:日産自動車

国内販売額第2位の自動車メーカー。
1999年に2兆円あまりの有利子債務を抱え経営危機に陥る。ルノー(フランス)が資本参加する形で窮地を克服。2003年には負債を完済した。

ルノーは日産株の約43%を保有しているが、日産もルノー株を15%保有している。日産がルノーの連結子会社という形になるが、売上で見ると日産がルノーの2倍強の売上でもある。両者の関係は複雑で、今後も動きがありそうだ。

企業情報

社名
(英文社名)
日産自動車株式会社
(NISSAN MOTOR CO., LTD.)
本社所在地 〒220-8686 神奈川県横浜市西区高島1-1-1 [Google Map]
業種分類 自動車(乗用車・一般)
代表者名 C.ゴーン 設立年月日 1933年12月26日
市場名 東証1部 上場年月 1951年01月
従業員数
(単独)
22,471人 従業員数
(連結)
152,421人
平均年齢 42.8歳 平均年収 795万円

抑えておきたいポイント

三菱自動車を救済

燃費不正問題により経営危機に陥った三菱自動車を救済。大株主として1/3超の株式を取得。ゴーン氏が日産の立て直しの時の経験が活かせる、世界トップ3に入れる、など色々な話が飛び交うが、その行方に今後も注目したい。

電気自動車を世界で初めて量産

世界で初めて電気自動車「リーフ」の量産体制を構築、一般販売。

一回の充電で走る航続距離は280kmを実現、大容量30kWh駆動用バッテリーを新開発している。

コストカット

コストカットはC.ゴーン氏の日産再建時に行ったことの1つで、非常に取り上げられる機会が多い。経営効率化で収益性を大きく回復したことで有名。

グローバル生産体制の構築

アジア(日本除く)、北米での生産比率を高め、特定地域に集中しない生産体制を構築。

2016年03月決算時

売上高:12兆1,895億円 / 営業利益率6.51%

リーマンショックの影響により営業赤字に陥る。直近の決算では経営状況を回復し、リーマンショック前の売上高・営業利益率に回復。

世界生産台数:520万台(国内生産85万台含む)

世界生産台数は増産傾向にあるが、国内生産台数は減産傾向であり、直近の国内生産台数は16%に留まる。

生産の割合(海外エリア別)日本:16%、北米:35%、欧州:13%、アジア:34%、その他:2%

2010年度よりアジア各国での生産を急拡大し、日本国内での生産比率を低下。アジアと北米での生産2拠点体制を展開。

組織・人事情報

決算年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年
従業員数(単独) 24,240人 23,605人 23,085人 22,614人 22,471人
従業員数(連結) 154,365人 160,530人 23,085人 22,614人 152,421人
平均年齢(単独) 42.8歳 42.6歳 42.8歳 42.7歳 42.8歳
平均勤続年数(単独) 18.3年 20.5年 20.6年 20.4年 20.3年
平均年収(単独) 705万円 699万円 766万円 776万円 795万円

日産自動車(単独)では一貫して従員数の効率化を実施。従業員の平均年齢は横ばいだが、平均年収は上昇傾向にある。

採用情報

三菱自動車の発行済み株式の34%を取得し筆頭株主となった日産自動車 (2017)

採用情報より

ルノーの傘下にいることもあり、海外色豊かな採用サイトになっています。逆にそのせいで少し見づらくなってしまっているのが否定出来ません。
技術系、事務系共に多くの求人がありました。グローバルな求人も多いので、海外志向が強い方にはお勧めです。

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参考サイト

当ページを投稿するにあたり、参考にしたサイトは、下記になります。 『企業情報』は企業HP、Yahoo!ファイナンスなどのサイトより抜粋。
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