売上高9,551億円、研究開発費2,143億円の第一三共。新薬開発に意欲的!(2017)

概要:第一三共

循環器、がんの分野に強みがある。新薬創薬に力を入れる一方で、グループ会社で新薬以外のニーズも満たしている。

企業情報

社名
(英文社名)
第一三共株式会社
(Daiichi Sankyo Co., Ltd.)
本社所在地 〒103-8426 東京都中央区日本橋本町3-5-1 [Google Map]
業種分類 医療用医薬品
代表者名 中山 讓治 設立年月日 2005年09月28日
市場名 東証1部 上場年月 2005年09月
従業員数
(単独)
5310人 従業員数
(連結)
14670人
平均年齢 43.4歳 平均年収 1134万円

抑えておきたいポイント

第一三共グループで多様なニーズを満たせる体制

第一三共本体において医療用医薬品、グループ会社において後発医薬品やワクチン、OTC医薬品を取り扱っています。国産のワクチンはあまり馴染みがないですが、インフルエンザなどはもっと流通が増えると助かりますね。

TaNeDS(タネデス)での共同研究募集

新たな創薬や技術研究を推進するため共同研究する先を国内で募集しています。革新的な創薬をモットーとする第一三共らしい取り組みですね。

三共と第一製薬の経営統合

2005年時点で国内2位の三共と6位の第一製薬が統合してできました。当時は製薬企業の再編が激しかった時期で、この統合により武田薬品に次ぐ2位の売上高となりました。

メバロチン(高コレステロール血症薬)で急成長

旧三共は遠藤章氏(日本人初の米国発明家殿堂入り)の発見した物質を元に創ったメバロチンを1989年に発売。2003年には2000億円を売り上げた日本を代表するブロックバスターです。

2017年03月決算時

売上高9864億円 経常利益率12.41%

売上高はおよそ8500億円から1兆円手前で推移。経常利益率は2009年3月期に6%台まで小さくなりますが、その後は2008年3月期以前には及ばないものの8%以上を安定的にキープしてます。

上位売上品目

多様な分野での製品が上位5位にランクイン。ただ2017年内に第一三共の主力の一つオルメテックの特許が切れることで今後の売上は大きく変化しそうです。

国内外売上高比率

海外が4割、国内が6割と、海外の割合が大きいアステラス製薬とは対比的な比率になっています。海外は不調で、特に北米での売上が2016年3月期から17.1%減っています。

研究開発費

2014年度から売上の20%を研究開発に当てています。これは製薬企業上位3社ではトップです。承認申請中の製品やフェーズ3(効果や安全性の確認段階)のものが多いのも研究開発に力を入れているからでしょうね。

組織・人事情報

決算年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年
従業員数(単独) 5,771人 5,744人 5,306人 5,206人 5,310人
従業員数(連結) 32,229人 32,791人 16,428人 15,249人 14,670人
平均年齢(単独) 41.8歳 42.3歳 42.5歳 43歳 43.4歳
平均勤続年数(単独) 17.3年 17.7年 18.7年 18.5年 18.8年
平均年収(単独) 998万円 1,036万円 1,111万円 1,092万円 1,134万円

従業員数は単独では減少を続けています。
ここ5年間で400人ほど減少しました。連結では2013年3月期に約半分に減少しています。平均年齢と平均勤続年数は延びており、平均年収はここ5年で140万円近く増えています。

採用情報

売上高9,551億円、研究開発費2,143億円の第一三共。新薬開発に意欲的!(2017)

採用情報より

新卒採用は、現在(2017/9/19現在)はエントリー受付を終了しております。中途採用は、開発〜研究職を中心に多くの採用を行っております。よろしくお願いします。
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参考サイト

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