売上高1兆3,117億円、研究開発費2,081億円のアステラス製薬。iPS細胞の共同研究中!(2017)

概要:アステラス製薬

日本で2位の製薬メーカーで泌尿器、移植を得意とする。また近年はがん領域にも力を入れている。新薬の研究開発も順調で有力な候補が多く存在する。

企業情報

社名
(英文社名)
アステラス製薬株式会社
(Astellas Pharma Inc.)
本社所在地 〒103-8411 東京都中央区日本橋本町2-5-1 [Google Map]
業種分類 医療用医薬品
代表者名 畑中 好彦 設立年月日 1939年03月20日
市場名 東証1部 上場年月 1949年05月
従業員数
(単独)
5186人 従業員数
(連結)
17202人
平均年齢 42.6歳 平均年収 1073万円

抑えておきたいポイント

山之内と藤沢が合併

2005年に当時医薬品業界において3位の山之内製薬と5位の藤沢薬品工業の合併でアステラス製薬が誕生しました。お互いの得意分野や重点をおく地域が重複しないため、合併はメリットが大きく現在は武田薬品に次ぐ国内2位です。

独ガニメドを買収

ガニメド・ファーマーシューティカルズはがん抗体医薬品を手がけるメーカーで、臨床試験段階の新薬候補もあり即戦力となりそうです。また2010年の米OSIファーマシューティカルズの買収も含め、今後のがん領域への注力が感じられます。

泌尿器における世界的地位

泌尿器は山之内製薬時代から強く、特にミラベグロンやベシケアといった過活動膀胱の治療薬は世界でのシェアNo.1です。2014年度から2015年度にかけても売上高が約15%増加しました。

再生医療への取り組み

2013年に再生医療への取り組みの強化を宣言しており、京都大学山中伸弥教授のiPS細胞研究所と共同研究を行っています。2013年6月にはiPS細胞およびES細胞から腎臓を再生する過程の一つの段階を効率よく進める方法を発見しています。

2017年03月決算時

売上高1.3兆円 経常利益率19.07%

売上高は2014年3月期より年間1000億円ペースで増加していましたが、2017年3月期に落ち込んでいます。経常利益率は主力製品の特許が切れた2010年以降20%の大台には届いていませんでしたが、2017年3月期は20%に持ち直しています。

上位売上品目

ミカルディスは国内売上4位とアステラス製薬の国内2位を牽引する製品です。5品目中2品目が特許切れで、他の3品目も2019年末までに特許が切れるので、後に続く主力が欲しいところですね。

国内外売上比率

年々海外の売上比率が高くなっています。国内での売上が伸び悩んでいる中、2017年3月期は海外での売上が8300億円を超えており、今後も海外での販売を拡大していくとのことです。

研究開発費2,081億円

製薬企業全体の平均研究開発費の対売上高比率が約12%なので、研究開発には資本を十分に投資していると言えます。自社の強みに新薬ビジネスと挙げているだけありますね。

組織・人事情報

決算年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年
従業員数(単独) 5,802人 5,777人 5,408人 5,217人 5,186人
従業員数(連結) 17,454人 17,649人 17,113人 17,217人 17,202人
平均年齢(単独) 41.3歳 41.7歳 41.8歳 42.3歳 42.6歳
平均勤続年数(単独) 16.2年 16.6年 16.6年 17年 17.3年
平均年収(単独) 1,014万円 1,035万円 1,055万円 1,068万円 1,073万円

従業員数は単独では減少傾向にあります。連結ではほぼ横ばいです。平均年齢、勤続年数はわずかにあがりました。平均年収はここ5年間で約60万円増えています。

採用情報

売上高1兆3,117億円、研究開発費2,081億円のアステラス製薬。iPS細胞の共同研究中!(2017)

採用情報より

アステラス製薬の採用は、インターンシップから新卒採用、キャリア採用、障がい者採用、グループ会社3社への採用も併せて行っております。

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参考サイト

当ページを投稿するにあたり、参考にしたサイトは、下記になります。 『企業情報』は企業HP、Yahoo!ファイナンスなどのサイトより抜粋。
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