売上高:ドコモ+KDDI=ソフトバンクという時代、通信キャリア各社の簡単比較 (2017)

比較:通信キャリア

NTTドコモKDDIソフトバンクの3大キャリアの分析です。

タイトルにも書きましたが、売上高で比較をすると、NTTドコモ(4,5兆円)、KDDI(4.4兆円)、ソフトバンク(9.1兆円)と2013年~2014年にかけて業界地図が大きく塗り替わりました。理由はソフトバンクが2013年に買収をした米国携帯第3位のスプリントの影響です。
また気になる各社の携帯電話の契約台数ですが、NTTドコモ(6700万台)、KDDI(4400万台)、ソフトバンク(3700万台)となっており、各社純増という結果に。
今後の各社の動きに注目したいです。

抑えておきたいポイント

恐るべしソフトバンク

2013年→2014年のタイミングでグループ従業員数が約2万4千人から7万人にまで増加しました。原因は前述のスプリント買収です。
ボーダフォンの買収を始め、直近では英国半導体ARM社の買収(3.3兆円)とこれまで数多くのM&Aを実施してきたソフトバンク。グループ会社の数も874社と非常に多く、もはや通信事業者の枠にとどまらない会社となりました。

iPhoneがここ数年の明暗を分けた!?

純増減の数を見ればわかるのですが、2013年→2014年のタイミングでNTTドコモがiphone5Sの取り扱いを開始したのを皮切りに、一気に契約者数が増えました。
もし最初からリスクをとって、iphoneを取り扱っていたら、今頃どんな風になっていたんでしょうね。

売上高と経常利益率の変化

ソフトバンクの売り上げ、利益率が毎年大きく変化。近年では2013年にソフトバンクがアメリカのスプリント社を買収したことを機に2013年に売り上げが飛躍的に向上。
一方、直近の2016年3月期にはNTTドコモとKDDIの売り上げがほぼ同じに。

時代の変化、複数台持ちによる純増数

少し前では携帯電話の普及台数、率といった話をしていましたが、近年では持っていることが前提。その上で主にビジネスユースになりますが。何台をどの用途で持つかということに目が行くようになりました。ポケモンGO専門の端末を持つ方が現れるなど、携帯電話を持つ理由も年々多様化していますね。

2016年03月決算時

売上高

近年の売り上げはNTTドコモ横ばい、KDDI微増、ソフトバンク激増という結果に。今後もソフトバンクの動きに注目ですね。

経常利益率

NTTドコモ横ばい(微減)、KDDI増加、ソフトバンク混線という結果に。ドコモとKDDIの差は推測にはなりますが、経営力の差がもたらした結果という風に見えました。
ソフトバンクは多くのM&Aを連続で行っている結果、利益率は定まっていないようです。

携帯電話契約件数

シェアの取り合いについては今後も続くと思いますが、市場は完全に飽和したように見えますね。

純増減数

各社の営業活動や商品の差がこれだ!と言わんばかりの内容です。
結局、携帯キャリアの比較は近年で言うと、iphoneの取り扱いの比較のようにも見えます。

参考サイト

当ページを投稿するにあたり、参考にしたサイトは、下記になります。 『企業情報』は企業HP、Yahoo!ファイナンスより抜粋。
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