売上高4.4兆円、経常利益率18.34%のKDDI。ライフネット生命やトヨタ自動車との連携により新たな展開を迎えるか!? (2017)

概要：KDDI

auブランドで知られるKDDIは純利益が過去最高を更新し続けており、配当も積み増しするなど好業績。一方で契約数は増えるが、契約「者」数は減っている（複数持ちの増加）。
桃太郎・浦島太郎・金太郎の三太郎CMはいいですね。

2000年にDDI、KDD、IDOが合併: 各社の主要株主だったトヨタ自動車と京セラの事業提携により合併することになりました。2002年にローマ字表記での商号の解禁で現在のKDDI株式会社という名称に。

「つながる車」でトヨタ自動車と協力: 2016年6月にトヨタ自動車が通信会社との契約をKDDIに一本化しました。世界中のトヨタの自動車とオペレーターをつなぐ中心的役割を担うことになります。

auの生命ほけんに新商品「生活ほけん」: いわゆる収入保障型の保険を販売し始めました（ライフネット生命が引き受け）。保険商品に加入すれば金融セット割で通信料がお得になります。

格安スマホの存在感にいかに対抗するか: 格安スマホへ乗り換える利用者が3年前に比べて7倍まで増えています。認知度が高まり、乗り換えも簡略化されるなどさらなる利用者増加が予測されるなかで、auもサブブランドでの格安スマホ提供などで契約者をつなぎとめる策が必要とされています。

2014年3月期にそれまでの倍近い売上高となり、業界2位のNTTドコモとはおよそ1000億円差まで詰め寄っています。

それに伴い経常利益率も高くなって20%まであと少し。

この5年間は契約件数で過去最高を更新し続け、純増減数も増える一方です。光回線とスマホでのセット割引などが人気の要因となっています。CMの3太郎たちも印象に残りやすいですね。

3社合併により誕生したKDDIはその後もグループ会社を追加し、10を超える事業分野で展開しています。現在の高い収益性を考慮すると、更なる投資分野の開拓が行われそうですね。あなたならどこで働きたいですか？

決算年	2012年	2013年	2014年	2015年	2016年
従業員数（単独）	11,194人	11,231人	10,739人	10,671人	10,775人
従業員数（連結）	19,680人	20,238人	27,073人	28,172人	31,834人
平均年齢（単独）	40.7歳	41.1歳	41.4歳	41.8歳	42歳
平均勤続年数（単独）	16.1年	16.5年	16.8年	17年	17.3年
平均年収（単独）	898万円	906万円	939万円	976万円	950万円

しっかり更新されている様子。募集中の職種がすぐわかるので良いホームページですね。
KDDIに行きたい方はこまめにチェックするといいかも。

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